第9回『目からウロコの異業種交流会@岡山』その2
9月24日(土)に行われた「恋愛」についての勉強会のまとめ第2弾です。
内容が「恋愛」なだけに、講師の方が熱一杯語ってくれたので、まとめが長くなってしまいました。
今回は第2部の話をしてくれた講師の内容についてまとめていきたいと思います。
⇒ 第1部の講義について知りたい方はコチラ
恋愛の本質を探究する
「恋愛の本質」と聞くとすごく奥が深い内容に聞こえますが、「哲学的な部分から恋愛をとらえたときにどうなのか?」というような内容です。
2つの側面から話をしてくれましたので、まとめていきたいと思います。
ベッキーの知情意
タレントのベッキーさんが不倫をしたということで、テレビやマスコミに大きく報道されました。
ベッキーさんが所属する事務所でも、コンプライアンスについての研修会をしていたにも関わらず、どうしてこのような結果が起きてしまったのでしょうか?
ベッキーさんと言えば、タナカ眼鏡のCMに出ていたように、知的な感じがあり実際に頭もいいと思います。
それなのに、どうして不倫をしてしまったのか・・・?
そのことについて、「知」「情」「意」という観点から話をしていきました。
「知」というのは知性のことで、情報などから得られる知識のことですね。
「情」というのは感情!
相手のことが好きだ、嫌いだ、という心の底から湧き上がってくるものです。
「意」というのは意志のことで、「~したい」とか「~してはいけない」というものです。
意志の中には欲求が含まれているわけですね。
欲求は生物に存在するものですが、人間には欲求をコントロールする力があります。
それは、「理性」です。
人には理性が働くために、欲求のままに行動せず、ものごとの善悪を判断することができます。
普通に生きていたら、理性を働かせているわけですが、理性を大きく超えてしまうのが「感情」です。
ベッキーさんの不倫報道に当てはめて考えてみると、知性では事務所の研修や他の人の不倫報道を通して「やってはいけないこと」と知っています。
しかし、不倫相手と「一緒にいたい」という感情が強すぎて、欲求を理性で抑えることができなかった。
だからこそ、悪いことと知りながらも不倫と言う行為に至ってしまったわけです。
このことから分かるように、人間の感情と言うのは理性で制御できないほど人間の奥深くから湧き上がってくるものと言えます。
「恋は盲目」と言われますが、人を好きになる感情と言うのはとても力が強いものです。
幸せになる力も不幸になる力も持っているので、上手く活用して幸せに向かっていけたらいいと感じました。
愛の言葉ジェラシー
「ジェラシー 愛の言葉は愛の裏側 ジェラシー・・・」
これは、井上陽水の「ジェラシー」という曲の歌いだしの歌詞です。
これは恋愛の裏側を言い当てたものだということで、実際に生歌を披露して話をすすめてくれました。
まぁ、歌の上手い下手はおいておいて・・・
哲学的な言葉ですが、「愛憎一如」という言葉があるそうです。
「愛と憎しみは一つの如し」ということで、愛と憎しみは一枚の紙の表と裏の関係を表したものなのです。
誰かを好きになったときに、その人に裏切られたときのショックというのは計り知れないものです。
大好きな人を殺してしまうという事件をたまに見聞きしますが、まさに愛憎一如ということが現れた結果だと感じます。
また、研ナオコが歌っている曲に「悲しい女」という歌があります。
作詞作曲は谷村新司さんのようですが、この歌も愛と憎しみについて触れています。
「悲しい女は誰からもほどほどに愛され
けれども憎まれない
いつもその程度の恋ばかり」
誰からもほどほどの愛されていいじゃないかと思うかもしれませんが、別に憎まれもしないどうでもいい関係しか作ることのできないことを「悲しい」と言っている曲です。
本当に人に好かれたならば、自分の行動によって相手を深く傷つけ憎まれても仕方ないような感情を与えてしまうことがあります。
けれどもそんなこともなく、ただ波風の立たないだけの関係だった。
そんな程度にしか人に愛されないことが悲しいんですね。
人間の愛の特徴
人間の愛と言うのは特徴があります。
そのことを端的に表した言葉として、「愛憎違順」というものがあります。
「自分に従順な人は愛して近づけ、自分の意見と違う人は嫌って遠ざける」といった意味です。
人間と言うのは自分勝手なもので、自分に都合のいい人が「いい人」になります。
だからこそ、最初はすごく好きで付き合ったとしても、関係がどんどん近づくにつれて相手の嫌な部分が見えてくると離れていってしまう、ということがあります。
こんなことを言っていると、「恋愛なんかできないじゃないか」と悲観的になってしまうかもしれません。
しかし、この勉強会の中で言いたかったことは、あくまでも人間の愛の本質を知っておいて、そのうえでしっかりと人を愛せる人間になって欲しい、ということのように思います。
自分も戒めにして大いに恋愛をしていきたいと思いました。
皆さんも恋愛を楽しんでいってくださいね
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